飲食店ホールから清掃業に転職。最初の3ヶ月の壁、現場責任者になるまでの軌跡、いま思う「最終転職」の意味を語る。

「居酒屋の店長として9年。年商を伸ばすことに疲れ果てた」——そう語る山田太郎さん(35歳)が、未経験で清掃業界に転職してから3年。今では現場責任者として、後輩の指導も担う。

転職を決意した理由

「自分の手で完結する仕事をしたい」

飲食はチーム全体で成果を出す世界。やりがいはあったが、自分の頑張りがどこに帰結するか、見えにくくなっていた。清掃は「自分が綺麗にした場所が、目で見て分かる」。それが本当に救いだった。

妻からの後押し

  • 給与は前職と同等(35万円スタート)
  • 体力的にハードだが、生活は規則的に
  • 家族と過ごす時間が増えた

入社直後の3ヶ月、最大の壁

想像以上に身体がきつかった

飲食でも立ち仕事には慣れていたが、清掃の「腰を使う動き」は別物。最初の2週間は毎晩湿布を貼っていた。

道具と薬剤の名前を覚える

何十種類もの洗剤、用途、希釈倍率。化学の授業を受け直してる気分だった。

1年目で変わったこと

ビルクリーニング技能士 取得

会社が受験料を全額負担してくれて、3級を取得。これが年収アップの最初の足がかりに。

顧客との関係構築

オフィスの担当者と「いつもありがとうね」と言われるだけで、本当に救われる。前職の数字に追われる感覚とは別次元のやりがい。

3年目で現場責任者に

後輩の指導が新たなやりがい

  • 自分の経験を伝えられる
  • マネジメント力が評価される
  • 年収が420万円に到達

「最終転職」とは何か

「最終転職」って、もう転職しなくていい場所、という意味だと思う。私は今、そう感じている。

これから清掃業を目指す人へ

3年間で得た学びを、シンプルに3つに整理してくれた。

1. **教育体制のある会社を選ぶ**: 親方制度より研修プログラム 2. **資格を早めに取る**: 会社の補助制度を使う 3. **3ヶ月の壁を越える**: 身体が慣れれば、楽しさが見えてくる